会山行紀行文 2021年
4/23(金)
晴れ
(ふたつやさん)
二ツ箭山

  709.7m
参加者 (紀行文) 2339 C/T
No−11 グレード:C上  23名
 担当リーダー 1779 S/A (男性4名・女性19名) (写真) 2288M/N 2339C/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=安田IC(6:30)=磐越道=二ツ箭山駐車場(9:55)…月山(11:15)…二ツ箭山(11:30)…女体山(12:00−12:45)
…月山(13:30)…二ツ箭山駐車場(14:30)=磐越道=安田IC(17:50)=新潟駅南口
≪紀行文≫
〜〜〜岩場あり、鎖場あり、変化に富んだ楽しいコースでした〜〜〜

 二ツ箭山は、福島県いわき市北西部にある修験の山です。太平洋沿岸の漁民の守り神として信仰されていました。麓から見ると、なだらかな山の一部に、二つの岩峰が見えます。それが、女体山と男体山で、二つの矢を立てたようで、二ツ箭山という名がつけられたようです。
 二ツ箭山にはいくつかのコースがありますが、一番安全に二ツ箭山に登頂できるルートで登ります。根元登山口から月山を通り、二ツ箭山に登り女体山でお昼ごはん、帰りは、同じルートで戻ります。

 今日は、磐越自動車道の西の端の新潟市から、東の端のいわき市への片道4時間の旅でもあります。久しぶりの長時間のバス旅は、朝からの快晴も手伝って、気持ちを浮き立たせてくれました。途中うとうとする事もありましたが、それができるのがバス旅の醍醐味です。磐越道沿いの、山々はどれも、新緑まぶしく、くっきりはっきり見えました。
 バスは2台で、密を避けるため、2人座席に1人ずつ着席。乗り降りするたびアルコール消毒、休憩の度に窓を開けて換気を徹底していました。
2台のバスで出発 途中の磐梯山 登山案内図

 広い二ツ箭山駐車場から、二ツ箭山登山道入り口の看板に従って、舗装道路から、広い林道に入り、緩やかな登りの登山道を進みます。
 林間コースから、月山新道分岐で右折し、月山に向かいます。だんだん、道が細くなり、傾斜がきつくなり、つづら折りのようになり、時々、大きな石や岩が出てきました。大きな石や岩と格闘するように登って行きます。いつもなら、アカヤシオの最盛期の時期のようでしたが、今年は2週間ほど早く、すでにピンク色の花びらが登山道に落ちていましたが、まだ咲き残っている木もあり、なんとか見ることができました。
出発します 明るい林を登ります 絶妙なバランス

  月山山頂には、小さな祠がありました。そこからまもなく二ツ箭山の山頂に到着します。
 二ツ箭山山頂は、木に囲まれて眺望がなく、三角点を確認して、すぐに、女体山を目指します。ここからは明るい尾根道で、元気なアカヤシオが残っていました。岩はますます大きくなり、短い鎖場も出てきて、慎重に歩を進めます。
月山の祠 巨石を登る ますます大きくなる石
二ツ箭山山頂で集合写真

 30分程で、女体山に到着。狭い岩場に分散して景色を堪能しながらのランチタイムです。
 周りは山に囲まれていて、遠くには那須、磐梯山がうっすらと見え、近くに、太平洋が見えます。いつもは日本海の私達にとって、太平洋を見ながらの昼食は格別でした。すぐ近くに男体山が見えましたが、鎖場が大変そうなので、今回は、見るだけです。帰りは、来た道をひたすら下るだけ。  登りであった短い鎖場も、下りは一層慎重に降ります。
 鎖で登る 女体山からの景色   この先に男体山
岩場でランチ

 今回は、長い鎖場や、沢があるコースは通りませんでしたが、岩場あり、短い鎖場ありの変化を楽しめる安全なコースでした。アカヤシオは、全盛期には、もっと赤が濃く、山全体が赤くなるほどたくさん咲くと、地元の方がおっしゃっていました。また、最盛期に違うルートに挑戦してみたいと思った山でした。
下山途中に見えた男体山と女体山 今日出会ったアカヤシオ
今日出会ったアカヤシオ